わかめは、韓国産と三陸・鳴門の国内産を使用しています。いずれも厳しい品質基準を満たしたわかめを産地でボイルしています。
▲船から陸揚げされたわかめ
▲湯通ししたわかめ
わかめは一年草の褐藻類で、緑ではなく褐色をしていますが、湯通しすることでわかめに含まれるクロロフィル(葉緑素)が表面にあらわれ鮮やかな緑色となります。
養殖技術が普及し、わかめの生産量が増大したことで、色鮮やかで保存のきく「湯通し塩蔵わかめ」の加工方法が生まれました。 現在、わかめは生わかめで売られることもありますが、主としてこの湯通し塩蔵わかめが販売されており、三島食品も湯通ししたわかめを原料として使用しています。
良質のわかめを採取します。
採取されたわかめは、船から陸揚げし加工場へ運びます。
わかめの枯れた部分を取り除き湯通し工程へ送ります。
用水は海水を使います。90℃以上で30~40秒間、熱が均一に伝わるように攪拌をしながら湯通しを行います。
わかめの品質(特に色)に影響を与えるため温度管理が重要
湯通し後海水の冷却槽で、冷めやすいようにわかめの重なり部分を無くしながら短時間で冷却していきます。
わかめの品質(特に色)に影響を与えるため温度管理が重要
冷却されたわかめの生煮えや煮すぎた部分を選別除去します。
塩を添加しながらよく混ぜ合わせ容器に移し、24時間以上貯蔵し、適度の水分になるまで脱水します。
一枚一枚中肋(ちゅうろく)の部分を手作業で取り除き(芯抜き)、エビや他の海藻類などを選別除去します。
選別したわかめは、箱詰めし冷凍保管します。
三島食品に運ばれた湯通し塩蔵わかめは、再度異物除去装置にかけて調味-乾燥と連続したラインで加工し、わかめ製品が出来上がっていきます。